陽性日記⑨

今はやりの新型コロナを患ってしまい、自宅療養中。
発症から5日目、陽性診断を受けてから3日目。

そもそも引きこもり体質なので家にいるのは苦じゃないのだが、2日目にしてちょっと飽きは感じている。

FPS系?のゲームをやっているがすこぶる調子がよく、勝率がかなり高くなっている。
今までだったらすぐランクが下がっていたのだが、維持でき、低いランクに落ちてもかなり撃ち勝てている。
「自分にしては」なのでそこまでうまいってわけでもないのだが、ちょっと驚きをもって遊べている。

バラク・オバマ氏の「約束の地」の下巻を読めておらず、これをおりに読もうかと思ったのだが、500ページ近くあるのでその厚さにげんなりしている。
上巻を読むのに一か月半くらいかかったのでちょっと厳しいかな。

あとはマインドフルネスの本でさくっと読めるものを読む。
ベトナムの高僧ティクナットハン師の著作が一番読みやすくて自分には合っている。
師曰く「真理は聞いてすぐ効果があるもの」とのことで、聞いてすぐに納得でき、実践(吸う息・吐く息に集中するという呼吸瞑想)をすれば、すぐに落ち着きを得ることができる。

自分は瞑想を3年ほど続けていて効果を感じられているが、初期は自分にとって目をふさぎたくなるような心の声を聞かなければならず、忍耐を要した。
また心の声というか葛藤と向き合って和解できると言いようもない万能感が湧いてくるのだが、これ自体も「虚仮(浅はかな偽り)」であり(※)、万能感からくる高揚を落ち着かせる必要があった。
※ティクナットハン師か、あるいは別のマインドフルネスの本で記載があったため採用した。

瞑想というと仰々しいけど、仏教の修行ではないので「深呼吸を長く続ける」といったレベルで考えたほうがいいと思う。

あと効果があるのは、鼻をつまんで息を止める。
うる覚えだが、体内の酸素濃度を高めるとともに、息を戻したあと、血流が流れ出すので体が活発に動き出すのがわかる。
ティクナットハン師の著書で大きな困惑あるいは怒りを感じた時、顔を手で覆って酸素濃度を高めるということが書かれていたが、それよりもちょっと乱暴な方法だと思う。

マインドフルネスから話を戻し、あと時間つぶしと言えばブログを書くことかな。
通常の生活では移動やウィンドウショッピング、散歩などで時間を費やすので、暇を感じることは少ないが、完全に家で過ごせっていうのはなかなか大変なものだ。